初めは華厳の滝です。日光には四十八滝といわれるくらい滝が多い日光周辺で、最も有名とも言えるのが華厳ノ滝。中禅寺湖の水が、高さ97メートルの岸壁を一気に落下する壮大な滝で、自然が作り出す雄大さと、華麗な造形美の両方を楽しむことができます。次は中禅寺湖です。奥日光の入り口に位置する中禅寺湖は、周囲約25km、最大水深163mで、およそ2万年前に男体山の噴火による溶岩で渓谷がせき止められ、原形ができたといわれています。次の戦場ヶ原は、この地が中禅寺湖をめぐって男体山の神と赤城山の神が争った「戦場」だった、という神話が名前の由来といわれています。かつて湖であったものが湿原化したもので、400ヘクタールの広大な面積を誇ります。霧降ノ滝は、下段の滝の水がまるで霧のように細かに岩に当たりながら流れ落ち、その様子からこの名がついたと言われています。次の虹見の滝は、滝に陽光が差した時に見える虹が美しいことから、虹見の滝と呼ばれるようになりました。龍王峡散策の見どころの一つです。「龍王峡」は、奇岩怪石と鬼怒川の美しい流れ、周りの木々が織りなす光景は、まさに絶景です。 今から2200万年前に海底火山の活動によって噴出した火山岩が鬼怒川の流れによって侵食され、現在のような景観になったと言われています。