徳川幕府に整備された五街道の一つ甲州街道は、国道20号線の東京都通称道路名として現在もその名を残しています。浅川に架かる橋「大和田橋」を渡ると、そこは江戸時代、甲州街道で一番栄えた「八王子横山宿」のあった所です。八王子市街を過ぎると、追分交差点から高尾駅までのおよそ4.2kmにわたり「イチョウ並木」が続きます。「武蔵野陵墓地」へは、途中の多摩御陵交差点を右折します。多摩御陵参道のケヤキ並木の向こうには、荘厳な緑の森が広がります。甲州街道を更に西に進むと、日帰りでも山歩きが存分に楽しめる高尾山の玄関口「高尾山入口」です。高尾山の麓から中腹をつなぐ日本一の勾配を誇る高尾山ケーブルカーもオススメです。東京と神奈川の都県境である「大垂水峠」を抜け、一路相模湖方面を目指します。神奈川県に入ると下り坂のカーブが続きますので、スピードの出し過ぎには十分注意しましょう。坂を下りきる頃には、相模湖が眼下に広がります。相模湖を左手に見ながらそのまま甲州街道を進み、「日蓮入口」交差点を左折します。山北藤野線を2.5kmほど走ると「藤野芸術の家」入口です。こちらの施設では、「ふれあい、体験、創造」をテーマに陶芸や木工、ガラス工芸等の芸術体験ができる体験工房やファミリー・団体でも利用できる宿泊棟、そしてスタジオ・ホールもあり音楽、劇、ダンス等の日帰り練習や合宿にも適した施設です。