知多半島道路 半田中央ICからのスタートとなります。半田中央IC交差点を右折して半田市市街地の名鉄知多半田駅に向います。半田市内には、幕末~明治に建てられた住宅・店舗・蔵などが点在しており、それらが重要文化財などに指定されています。市街地は道路幅も狭くマイカーで移動するよりも、駐車場探しの手間がかからないレンタサイクルでの散策をお勧めします。レンタサイクルは知多半田駅前観光案内所(名鉄知多半田駅前クラシティー3F)で借りることができます。観光案内所には、いろいろな情報がいっぱい!今回ご紹介した施設の他にも見所は多く、ご自分のお好みで散策する施設も決められます。さぁ春風にふかれて散策スタート!【赤レンガ建物】 この建物は明治の人々の喉をうるおした「カブトビール」の醸造工場で、国内屈指の規模を誇る赤レンガ建築物です。ビール醸造工場の初期の形をそのまま遺しています。産業史を語る上で貴重な価値を持っており、平成16年7月に国の登録有形文化財、平成21年2月に近代化産業遺産として認定されています。年数回、建物の中が公開されますが、普段は建物の中に入ることはできません。【國盛り酒の文化館】 重厚な黒塗りの壁、格子の填まった白い漆喰窓をもつ建物で江戸時代から200年にわたって実際に酒造りが行われた酒蔵をそのまま生かした文化館。【小栗家】 明治初年頃に建てられた町屋建築で道路側はいかめしい格子で囲まれた店舗。奥は広大な居宅となっており土間によってつながっている。万三商店という屋号で醸造業や肥料・米穀・錦糸なども商ったこの地方屈指の豪商でした。1F部分は半田市観光協会事務所として使用されています。【中埜半六家別邸】 1911年(明治44年)に建てられたアールヌーヴォー様式を取り入れたイギリス、チューダー様式の洋館で衣ケ浦や三河湾が一望できる小高い丘に建てられました。手割りのスレート瓦屋根、北欧風の飾り窓やバルコニーが明治、大正ロマンを偲ばせます。昭和51年に国の重要文化財に指定され現在は紅茶専門店(T’sCAFE)として利用されています。次に向うのは焼き物の街常滑市です。知多半島道路 半田中央IC方面へ戻り「半田中央IC交差点」をそのまま直進して県道265号を約6kmで目的地です。マイカーは陶磁器会館の駐車場に入れ「焼き物の散歩道」「廻船問屋龍田家」は徒歩での散策となります。【焼き物の散歩道】 常滑市陶磁器会館を出発点にした丘の上の散歩道です。道は坂が多く、狭く曲がりまるで迷路のようで、訪れる人々のの冒険心をかきたてます。歩いて行くと窯場やレンガ造りの煙突、黒板塀の工場などを目にし独特の風情を感じさせてくれます。【廻船問屋龍田家】 江戸時代末期(1850年頃)建築の廻船問屋の住居を復元して、当時の生活道具や廻船に関する資料を公開している。常滑市指定文化財。お帰りはセントレアライン常滑ICとなります。