近江の歴史と春をもとめて、蒲生スマートICから近江八幡の街へでかけましょう。八幡山(271.9m)のふもとに広がる城下町・近江八幡。南麓にある神社、日牟礼八幡宮門前に車を停め、参拝の後は八幡山へ上りましょう。ロープウェイで約10分、山の頂きにはかつて豊臣秀次(とよとみひでつぐ)が築いた八幡山城が。 最頂部に本丸をもうけ、その南東に二の丸、西に西の丸、北に北の丸、南西の尾根上一段低く出丸を配置する構造で山頂から八の字形に広がる尾根上の小曲輪と、尾根に挟まれた南斜面中腹に秀次館跡と家臣団館跡群と思われる曲輪群が階段状に残っています。 現在は石垣を残すのみですが、本丸跡には秀次菩提寺の村雲御所瑞龍寺(むらくもごしょずいりゅうじ)が京都から移築されています。特に西の丸跡からは遠く琵琶湖を眺める雄大な景色が広がっています。かつての天下人も眺めた風景を是非お楽しみください。下山後は商人屋敷や八幡堀を散策。時代劇の撮影に利用される界隈をゆったりと歩いてみてください。休憩には特産・近江牛を堪能できる浜ぐらへお立ち寄りください。最後に、近江八幡の水郷めぐりへ。舟からの眺めは日頃見ることができない琵琶湖の豊かな自然を感じることができるはずです。うららかな春の日に、是非近江路へおこしください。