藤原定家が百人一首を選んだ地、小倉山の麓、嵐山をはじめ、京都市内の百人一首ゆかりの地をめぐります。嵐山・渡月橋の近く、2018年リニューアルオープンした嵯峨嵐山文華館は嵯峨嵐山にゆかりのある芸術や文化に出会えるミュージアムです。この地で誕生したと伝えられる百人一首の様々な展示や、120畳の大広間に飾られた日本画の数々など、日本の美を身近に感じ楽しむことができます。古くより繊維・呉服関係の商社や工房が軒を連ねる地域にある「宮井ふろしき 袱紗ギャラリー」では、ふろしき、袱紗をはじめとする染織関連資料が展示されています。また、市内には藤原家隆の歌に詠まれた夏越祓式(なごしはらえしき)が行われる世界遺産「上賀茂神社」や、歌人が和歌を詠む様子を再現した曲水の宴が行われる「城南宮」など、百人一首ゆかりのスポットが多くあります。