『まほろば』とはうつくしい国という意味で、飛鳥と奈良市内を結ぶ国道169号沿いの景観にふれることをテーマにしたドライブコースです。南阪奈道路の葛城インターからスタートします。橿原市の小房交差点から国道169号に入り南進、その先の飛鳥交差点より特別史跡・石舞台古墳に向かってください。周辺には観光ポイントが多く、岡寺や伝飛鳥板蓋宮跡や甘樫丘がありますのでお時間がございましたら周辺を散策されてはいかがでしょうか。 石舞台古墳から県道15号を利用して万葉文化館、飛鳥資料館をめぐります。さらに県道15号で桜井方面に向うと安倍晴明の出生地といわれる、安倍文殊院があります。こちらは桜やコスモスが有名で多くの観光客が訪れます。 古道「山の辺の道」は南北に走る道で国道169号と平行するようにあり、ハイキングでは桜井駅から天理駅まで16km 4時間50分のコースとして紹介されています。コース途中には大きな鳥居が目を引く、大神神社や、景行天皇陵、長岳寺があります。 さらに北上すると天理市に入ります。国宝七支刀(しちしとう)で有名な 石上神宮(いそのかみじんぐう)に立ち寄ってみましょう。また、東アジア地域の民族を知る部分で学術的に評価の高い、天理参考館(博物館相当)も石上神社から近い位置にあります。時間があれば訪れられてはいかがでしょうか。 山の辺の道は上古の道として有名ですがその路傍には万葉歌碑の碑が設置されており、万葉ロマンをかきたてられます。 天理を後に、奈良市内へ北進します。県庁前の登大路駐車場に車を停めて、徒歩で 興福寺や、元興寺へ向かいましょう。 コースのゴールは第二阪奈自動車道・宝来インターに設定してあります。走行距離は約60kmです。観光地が多いため、時間を調整しながら効率よく回りましょう。適度に休憩を取りながら安全運転で奈良の道をお楽しみください。