奈良県中央部に位置する長谷寺・室生寺・岡寺・安倍文殊院で結成された奈良大和四寺巡礼。初瀬朝倉・磐余(いわれ)・飛鳥・藤原京へと移り行く幾代もの都が点在した土地であり、古来より国中(くんなか)とも呼ばれてきました。長谷寺古くから「花の御寺」と称されている長谷寺です。本堂の外舞台は国宝とされていて、そこから眺める五重塔と、それを囲むように色づく紅葉が大変美しいです。室生寺紅葉の時期の情景はひときわ美しく、ライトアップがさらにその情景を美しく見せてくれます。特に太鼓橋から五重塔までの参道が見どころです。岡寺三重宝塔の周辺や本堂の奥、奥の院から境内をぐるりと一周できる岡寺参道にはたくさんのもみじがあり、毎年秋には一斉に紅葉し、まるでもみじのトンネルの様になります。安倍文殊院紅葉で境内が埋め尽くされます。その中で金閣浮御堂を背景にもみじ紅葉が彩りを添え、古都の落ち着いた風情を漂わせます。大和四寺巡礼では、特別な巡礼衣を御朱印される方にプレゼントしており、また、団体様には僧侶による説明もあり、その他にも大和四寺巡礼だけのものがあります。ご参拝される皆様を「おもてなしの心」でお迎えいたします。この由緒ある地に創建された四寺は、いずれも1200年以上の歴史を誇り、ご本尊及び中尊は、すべて国宝・重要文化財です。また、数多くの国宝・重要文化財の名宝が所蔵されています。秋の大和路を巡りながらゆっくりと時間を過ごしてみませんか?