「古事記」や「日本書紀」で知られる大神神社から、ミロのヴィーナスと比較される仏像彫刻の聖林寺の国宝「十一面観音菩薩」を訪ねる旅です。西名阪天理インターを降りて国道169号線を南下。天理市の中心部を過ぎると「ツツジ」で有名な長岳寺があります。 さらに南下すると「三輪そうめん」の看板が目にとまります。大神神社周辺は三輪そうめんの町と知られており、製造場や直営販売所も多く、店舗によっては「そうめん」や季節により「にゅうめん」をいただけるところもあります。全国的に有名な特産品です。大神神社では大きな黒い鳥居が目にとまります。この鳥居は遠くからでも見え真下で見るとその大きさには圧倒されます。杉木立の参道が清々しく気持ちが引き締まる思いがします。宝物収蔵庫は毎月1日(朔月-おついたち)と土日祝に開館されます。 大神神社を後にして聖林寺へ向かいましよう。山門からは桜井市が一望できます。聖林寺観音堂の十一面観音菩薩は国宝であり、昔に岡倉天心やフェロノサに見出された仏像彫刻の優作とされています。聖林寺は元々、談山神社の別院であったことも有名です。 所要時間、距離・時間は概算です。スピードや対向車に注意し、くれぐれも安全運転でお楽しみください。