6世紀終わりから7世紀に都が置かれ、蘇我氏や物部氏により繁栄を見せた古代飛鳥。 645年中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足らが蘇我氏を倒し政治改革をした「大化の改新」の舞台となった場所でもあります。 ここ明日香には、飛鳥資料館や高松塚壁画館などの施設が充実しており、蘇我馬子の墓と言う説が有力な「石舞台古墳」をはじめ、史跡や不思議な石仏・石造物が点在しています。 また国営飛鳥歴史公園内「甘樫の丘展望台」からは大和三山や明日香村、橿原市などの街が見渡せます。 春は桜が明日香の里を彩り、初秋にはコスモスが咲き観光客の目を楽しませてくれます。明日香観光はマイカーを預けレンタサイクルで観光するのが一番効率的。ゆっくりとサイクリングを楽しみながら、のどかな一日を万葉のふるさとに浸かり、古代史のロマンを秘めた不思議な石造物の謎に万葉の世界を体感してください。 エリア内は道路の幅が狭く、ハイカーやサイクリングを楽しむ観光客が多いので、スピードや対向車に注意しくれぐれも安全運転でお楽しみください。 「あすか夢販売所」「明日香の夢市」「あすか夢の楽市」では、明日香の名産品や、珍しい古代米のお土産、村内で栽培された新鮮な農産物などが販売されており、明日香の魅力がいっぱいです。また「明日香の夢市」2階の農村レストラン「夢市茶屋」では、古代米や野菜料理などを中心に、村内の食材をふんだんに使ったお食事をはじめ、“奈良のうまいもの”に指定された奈良ならではのご当地グルメもいただくことができます。また「和風レストランあすか野」では、珍しい古代チーズや明日香ならではの味覚を堪能できる『古代創作料理 飛鳥の宴』をお楽しみいただけます(要予約前日迄)。 翌日は橿原神宮や藤原宮跡をゆっくり散策されてはいかがでしょう?「藤原宮跡」は、694年に持統天皇により築かれ、710年の平城京遷都までの16年間都として栄えたところ。平城遷都の際、建物はすべて解体し、平城京へ運ばれたため、藤原宮跡は廃墟となりました。現在は木立の中に土壇が残るのみで、宮殿の4箇所の門の礎石と柱の一部が再現されています。また藤原宮跡は四季折々の花の咲く花壇が整備され、特に秋のコスモスの時期などは観光客で賑わいます。 橿原市藤原京資料室や藤原宮跡資料室では藤原京の構造や遷都の様子がわかるパネルや模型、出土品の展示やビデオ放映などがあり、藤原京の知識を深めることができます。ぜひ立ち寄ってみてください。