秋になると広大な曽爾高原の一面がススキに覆われます。日没の一瞬には、高原一面を覆うススキの穂に夕日がガラスのように反射して、神秘的な世界が広がります。まずは西名阪道・天理インターから国道169号線を南下します。途中で、紅葉の名所「長谷寺」に立ち寄ります。長谷寺を中心に初瀬川沿いの一帯は、例年11月中旬から12月上旬にかけて、モミジやカエデなどの紅葉で彩られます。紅葉を堪能した後は、国道369号にて曽爾村へ向かいます。初秋から晩秋まで、訪れる日により時間により刻々と表情を変える曽爾高原。朝日の昇る頃や夕陽の沈む頃は特に美しく、金色や銀色に輝く大海原は、多くの訪れる人を魅了しています。ススキの大海原ハイキング(トレッキング)をお楽しみいただいた後は、大パノラマ露天風呂の「お亀の湯」で、曽爾を代表する兜岳・鎧岳の展望を楽しみながら、ゆっくり身体の疲れを癒してください。曽爾高原に訪れる際には、少し足を伸ばして宇陀市にもぜひ立ち寄ってみてください。観光スポットとしては、仏教美術の宝庫としても名高い「室生寺」があります。日本最小の五重の塔や、金堂の本尊である釈迦如来立像など多くの国宝仏を有し、紅葉に染まる五重の塔などの美しい光景が見られます。