川上村~上北山村、下北山村のあたり、国道169号線(東熊野街道)を走行し、大滝ダムの美しい水面を眺め、自然を満喫し、付近の優待施設も満喫して頂けるようなドライブコースを紹介します。川上村は、吉野川(紀の川)の源流の村です。500年もの昔からつづく杉・桧の人工林や、原生の森を守り、そこから生まれる水の恵みを守っています。川上村の中には、2つの人気温泉「湯盛温泉 ホテル杉の湯」と「入之波温泉 山鳩湯」があります。どちらも山々の景色を眺めながらゆったりくつろげる気持ちのいい温泉で、心の芯まで癒されリラックスすることができます。日帰り入浴が可能ですが、ぜひ宿泊して川上村の自然・樹・人のぬくもりを感じてください。また、源流の村としての歴史を感じることができる「森と水の源流館」にもぜひお立ち寄りください。巨大なジオラマや展示物を通して、源流の森の中で生きる生物や水の恵みについて学ぶことができます。巨大スクリーンに映し出される美しい自然の姿は圧巻で、生命の神秘を体感できます。夏休み期間中には体験学習イベントも開催され、自然学習にもぴったりです。そして何と言っても、このドライブコースの中で、一番の見どころは「おおたき龍神湖」です。満々とエメラルドグリーンの水を湛えた水面が眼下に広がり、まるで大きな白い神殿のように見える「大滝ダム」が見事です。心地よい風を感じながら、ドライブをお楽しみください。さらに国道169号を南下し、大台ケ原のある上北山村へ。上北山村は、東に吉野熊野国立公園に属する大台ヶ原を中心とする台高山脈、西に大峯山脈の山々に囲まれ、その間に北から南へ北山川が流れ、遠く熊野灘に注いでいます。2016年3月には大台ヶ原や大峰山を中心に上北山村全域が「ユネスコエコパーク」に認定され、同年4月には日本遺産にも認定されました。また、上北山村は「柿の葉寿司 ゐざさ」の創業の地でもあります。大正10年に米屋として創業したゐざさの柿の葉寿司は、現在も米屋として培った目利きを生かし、甘み・ツヤ・粘りなどにこだわった、厳選された国産米を独自にブレンドして使用しています。お米の一粒一粒がふっくらとしていながらしっかりとした押し加減。鯖の風味・柿の葉の香りと調和するちょっと甘めの味付けが美味しさの秘訣です。地元のお土産に、ぜひご購入ください。道中にある「上北山温泉 薬師湯」は日帰り入浴も可能です。約35度で無色透明の炭酸水素塩泉が沸いており、つるつるとした肌触りが心地良いです。さらに国道169号を南下し、下北山村へ。下北山村は四方を山に囲まれ、西には1300年の歴史を持つ世界遺産「大峯奥駈道」があり、その心臓部ともいえる前鬼(ぜんき)エリアは鬼の伝説が残る神秘の聖地です。 また村の約半分は、「吉野熊野国立公園」に指定されており、豊かな大自然に囲まれています。下北山スポーツ公園では、キャンプを楽しめるだけでなく、下北山温泉きなりの湯をはじめ、サッカーグラウンドやテニスコート、ゴルフ場などのスポーツ施設も充実しています。(※スポーツ施設をご利用の際は予約が必要です。)