吉野山の桜は、シロヤマザクラを中心に約3万本が山全体を彩ります。下千本・中千本・上千本・奥千本のエリアで開花時期が異なり、下千本から徐々に開花し、奥千本まで山全体を見事に染め上げます。上千本の花矢倉展望台からは、吉野山が一望でき壮観。また下千本と中千本付近では、ライトアップされた神秘的な夜桜が楽しめるので、お見逃しなく。世界遺産の金峯山寺は吉野山のシンボルであり、修験道の総本山。蔵王堂は正面5間、側面6間、高さ約34m、檜皮葺き(ひわだぶき)の、東大寺大仏殿に次ぐ木造大建築。蔵王権現像(重文)3体がまつられ、本尊は高さ7mにもおよびます。金峯山寺から先の道路はたいへん細くなり大対向が難しい箇所があります。吉野山観光は大駐車場に車を置いて徒歩にて散策をおすすめします。(桜の時期は車両通行規制あり)吉水神社も世界遺産に登録されています。南北朝時代の南朝の皇居があったとされており、後醍醐天皇とその忠臣楠木正成公を祀っています。豊臣秀吉が桜の花見の本陣を構えたとされており、境内からは、「一目千本」と呼ばれるほどたくさんの桜を見ることが出来ることでも有名です。ひとあし伸ばして、名水百選で有名な「ごろごろ水」やエメラルドグリーンに輝く「みたらい渓谷」もおすすめです。