紀伊半島の中央を横切る一級河川 紀の川は、その源を奈良県吉野郡川上村の大台ケ原(標高1,695m)に発します。紀の川上流の吉野郡川上村にある大滝ダムは、関西最大級のダムで、吉野川流域の地域に大きな被害をもたらした伊勢湾台風をきっかけに建設されました。大滝ダム・学べる防災ステーションでは、大滝ダムができた経緯や建設現場の写真や模型を展示しています。水と一緒に生きてきた人間の知恵がどのように「水」を治め、「水」を活用してきたかを「見て、聞いて、触れて」学習できます。道の駅杉の湯川上を過ぎ、トンネルを出てすぐ脇道に入ると森と水の源流館があります。ここ川上村は、吉野川・紀の川の源流の村。この源流を管理する源流館では、源流とは何か?私たちの暮らしとどんな関係があるのか?豊かな自然を守るため、何を考え、何をすべきなのか。私達の生命に欠かせない「水」を育み続けてくれている森からさまざまなことを学びます。「森」「水」「自然」の大切さを体験できる貴重な施設です。