阪和道広川ICを起点に今回は広川町近辺を紹介します。まず最初のスポットは「稲むらの火の館」です。1854年(安政元年)の安政の大地震に起こった大津波のとき、濱口梧陵(ヤマサ醤油7代濱口儀兵衛)がその命をかけて、多くの村民の命を救った偉業と精神、教訓を受け継いでゆくために、2007年4月、和歌山県有田郡広川町に建設されました。同施設内の「津波防災教育センター」では、津波防災に関する展示物や、地震津波の恐怖、威力が体感できる3Dシアターも設置されています。地震津波に関して学んだ後は、引き締まった気持を西広海岸でほぐしてみてはいかがでしょうか。「西広海岸」は遠浅の砂浜で、子供と一緒でも安心して海水浴が楽しめます。また、干潮時には、広大な砂浜が姿を現しゆったりと遊ぶことができ、周辺の岩場で磯遊びも楽しめます。海で遊んだあとは、広川ダム近くの温泉宿舎「滝原温泉ほたるの湯」で1日の疲れをいやしてください。自然が豊かな温泉近くの川沿いやその周辺では、地元の中学生の20年にも亘る保全活動のおかげで、1日平均約5,000匹のゲンジボタルの乱舞を堪能できます。