湯来町の川沿いの一部では毎年ホタルが見られます。一時期水質の変化などによりホタルがほとんどいなくなり、他の地区からホタルをもってくることも考えられましたが、保護活動などにより、現在の姿まで回復しました。湯来のホタルはゲンジボタル、ヘイケボタル、に加え、ヒメボタルなどが見られます。3種類のホタルが同時に見られるのは大変珍しいことです。湯来町はかつて、厳島神社の社領から宮島までの輸送路にあたり、平家にゆかりのある「平家城跡(へけんじょうあと)」などの遺跡が点在します。源平合戦のあと、平家の武将が落ちびた跡とされる「龍頭の滝」などもあります。 遠い昔の源平合戦を思いながらホタルを眺めてみてはいかがでしょうか。※龍頭の滝の入口は林道沿いに案内版がありますが、ここから先の道は整備されていません。笹などが生い茂っていますので山中に入れる装備をしてお出かけください。また沢沿いも歩くためその対策もお願いします。 平家城は里山のようになっており、分かりにくい状態です。近くにある神社には関係をうかがわせるような絵馬が奉納されています。