萩は幕末に吉田松陰、木戸孝允、高杉晋作などの維新の志士を多く輩出し、ゆかりの史跡が各所に残っています。また、街並みも江戸時代の地図が現代でも使えるほど、古き良き時代を残しています。なまこ壁の土蔵、門、土堀が並ぶ城下町は車を置いてゆっくり散策しましょう。レンタサイクルなどもおすすめです。幕末に日本の近代化、工業化をリードした多くの人材を輩出した「松下村塾」。この地に集まった若者たちが維新を支えていきました。同じ敷地内には「松陰神社」があり、松下村塾の資料を展示している建物もあります。また萩藩の軍事力強化のため、鉄製大砲の鋳造に必要な金属溶解炉が作られました。現存する反射炉は韮山(静岡県)と萩の2か所だけで、国の史跡に指定されています。