魏志倭人伝では、中国大陸から邪馬台国へ行く途中には、糸島半島付近に「伊都国」、福岡平野南部を中心とした「奴国」があったと記されています。その代表的遺跡のひとつ朝倉市の「平塚川添遺跡」は全国的にも珍しい六重もの堀に囲まれた環濠遺跡や、邪馬台国時代の住居や倉庫などを見学できます。また、1784(天明4)年には現在の福岡市東区志賀島で「漢委奴国王印」が発見され、奴国は大陸と交流があったとされていた証明になりました。そのレプリカは福岡市立博物館に常設展示されています。更に糸島市には「平原遺跡」をはじめ、「伊都国」の時代のものと思われる遺跡が散在しています。そんな大陸から邪馬台国への道程にあったとされる奴国の時代へタイムスリップしませんか?