JAFMate2020年1月号掲載の「今、日本を走ろう」と連動したドライブコース。国内で最も島が多い都道府県、長崎県。その中でも九十九島湾など大小さまざまな島が点在する県北エリア、佐世保・平戸・松浦をご紹介。1889年、旧日本海軍の本拠地・鎮守府が置かれた佐世保。戦時に建てられた針尾送信所の無線塔は1辺が300mもあり大迫力だ。海を見れば九十九島湾。「世界で最も美しい湾クラブ」にも認定された美しい景観が望める。展海峰からの眺めに固唾をのむ。この地形は天然の要塞としても理想的だった。そんな海軍の歴史が残る地域さながら、道の駅させぼっくす99では「海軍カレー」や「入稿ぜんざい」などが食せる。西洋文化の玄関口となった平戸。2018年に世界遺産登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のひとつ春日集落。「かたりな」では現地に住むおばあちゃん達との交流も楽しめる。緑の木々山々にしっかりと建つ田平天主堂は、これまでの旅の雰囲気をいっきに変えてくれる。平戸一の眺望と名高い生月サンセットウェイは数多くのCMや映画でも採用される人気スポットだ。平戸市生月博物館・島の館では、潜伏キリシタンの歴史に加え古くから平戸で行われていた捕鯨についても多数展示品がある。松浦市はサバやフグなど海産物が豊富。なかでもアジの水揚げ量は日本一で「アジフライの聖地宣言」を行うほど。アジフライが食べられるお店は市内だけでも30店舗以上。若夫婦が営むMatsuoNouen+Coffeeではアジフライサンドが絶品。調川道路公園に聳え立つ松浦水軍の石像は想像以上の大きさ。宿泊は少し足を延ばして福島エリアにある「ほの香の宿 つばき荘」で。森と川の音に癒されて。